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2005年6月 5日 (日)

おいアメリカ、それは筋違いだろ!

 反日デモが発生して以来、国際世論は中国への非難を強めている。このことは日本にとって世界世論がバックに付いているという安堵感をもたらすものであるが、一方で「世界世論」は一つにもとまっているわけではなく、その中には未だに日本の戦争責任を追及する動きがあることを忘れてはならない。特に5月にはアメリカの新聞各紙で日本に対する戦争責任を追及する論説が相次いで掲載された。

 米国が日本を非難する論説を書くときに、中心に据える問題は南京大虐殺である。なぜなら第二次世界大戦における敗戦国のうち、ドイツはユダヤ人大虐殺を行っており、南京大虐殺はユダヤ大虐殺のアジア版として受け止めやすいからである。南京大虐殺の規模については数十万人であるという見解の肯定説と、数十万人には満たないとする否定説とが存在する。南京大虐殺の規模がどれほどであったかという真実は分からないが、否定説の中には戦後アメリカが日本の戦争責任を追求しやすくするために誇張を加えてでっちあげた事件であるとする見解も存在する。一方で海外では基本的に犠牲者は数十万人以上であるとする肯定説が有力なのが現状だ。

 話を戻そう。アメリカの新聞各紙に掲載された論説が非難するその要旨は「日本は過去の侵略行為を完全に認めたことがない」ということである。しかし、100歩譲ってそれを認めたとしても、非難している当のアメリカはどうなのか。現在の日本は戦前とは違い、平和を宣言した世界で唯一の国家であるのに対し、アメリカは未だに世界の紛争地域に自国の「正義」を振りかざして武力解決しようとする国家だ。それに、アメリカはその限りなく黒に近いグレーである紛争介入行為に対し、「あれは過ちだった」と認めたことがかつてあったのか。アメリカが日本の戦争責任を批判するのは、明らかに自分の立場を棚上げした無責任な言動であるに他ならない。

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