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2005年5月12日 (木)

電脳世界の闇に飲まれた男と少女

 18歳の少女がインターネットで知り合った男性に監禁されるという事件が起きた。犯人は小林泰剛容疑者24歳無職、少女を3ヶ月もの間監禁していたという。こうした凶悪犯罪は年々増加しており、パソコンとインターネットが作り出す電脳世界の闇というものについてつくづく考えさせられる。

 小林容疑者は少女を監禁していた間、少女に首輪を付けて「ご主人様」と呼ばせ暴行なども加えていたという。また逮捕された際に家からは陵辱・調教モノのエロゲームが見つかったということだ。
近年規模が爆発的に大きくなっているアニメ、ゲーム市場では、こうしたエロゲームが売り上げの中核を担っている。エロゲームのジャンルは豊富で、そうした中の一角を占めるのが陵辱・調教モノ、鬼畜モノと呼ばれるサディスティックな描写が多分に含まれたゲームだ。こうしたものに興じる人が増えている中で、現実と電脳世界の区別が付かなくなっている人も少なくない。
小林容疑者は実家が裕福で、無職の一人暮らしだった。もっと社会に触れ合う機会に恵まれれば、まともな女性と知り合い付き合っていたかもしれないのである。男を犯罪へ駆り立てたのは裕福な家庭環境が一因だったのかもしれない。

 少女と男はインターネットのチャットで知り合った。少女は懇意になった男に「ヤクザを家に送り込まれたくなかったら東京に出てこい。」と言われて上京したという。少女は身の危険を感じなかったのだろうか。上京する時に親は事情を知らされていたのだろうか。
確かにネット上で顔の知らない相手とコミュニケーションを取るのは、楽しい。だがモニターの向こうの顔の見えない相手はあくまでもモニター越しの関係でしかない。モニター越しの相手はいつ牙を剥くか分からないし、どんな人間か全く分からないのである。少女は過度にモニター越しの相手を信頼してしまったがために今回の事件を引き起こしてしまったのではなかろうか。
電脳世界は人が利用するべきものでこそあれ、それに依存するべきものではないのである。

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