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2005年5月30日 (月)

日本人は「てぬぐい」を使うべきである!

 飽くなき経済成長を続ける中国に対し、世界各国は慎重な姿勢を取り始めている。それは欧米諸国の繊維製品に対するセーフガード(緊急輸入制限)の発動である。最近ではブラジルなど一部の発展途上国もセーフガード発動の検討段階に入っている。これによって中国国内の繊維業は大打撃を受け、失業者増大につながるとの懸念も強めている。しかし有効な打開策も見つからないという状況だ。

 そうした状況の中で日本はなんと繊維製品に対するセーフガードを発動していない。一時検討段階にあったが、2004年4月2日に調査が打ち切られてしまっている。一方で中国の安価な繊維製品の流入で国内の繊維業は窮地に陥っている。大阪府で繊維業が盛んな泉州地域に住んでいる私の親戚がいるが、近所の小規模な繊維製造の町工場は相次いで潰れていってしまっているという現実だ。なぜ欧米諸国がセーフガードを発動しているのに、日本だけが発動していないのか。中国のセーフガードに対する報復措置の脅迫を真に受けていては日本の産業は守れないのである。

 そもそも貿易や交易の原点は、地方にしかない特産物などを遠隔地同士で取引することであった。互いの特産物にかかる付加価値は、自分たちにないものを手に入れられる代償であり、人々はそれを喜んでそれを受け入れた。だから貿易が盛んになったのである。しかし、国内で製品を自弁できる以上は敢えて海外製品を輸入する必要はないのではないか。国内で製造されたものを国内の消費者が買い取るという経済循環には何処にも損害が生じる余地はない。

 今ではあまり見なくなってしまったが、日本には特有の「日本てぬぐい」というものがあった。言わば布一枚の簡素なタオルで、コンパクトに携帯することができ、水分を大量に含んでしまっても絞ればすぐに乾いて使えるという便利な代物だった。日本人は中国からの輸入品に対抗して、昔から伝わるこの日本てぬぐいを使うべきなのである。

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